教育実習【スーツ】色はブラックだけ?
これから教育実習を迎えるあなたに向けて、スーツの色について詳しくお伝えします。
多くの方は、ブラックでなければならないとお思いですが、本当のところは違います。
この記事で分かることは、次の通りです。
・スーツの色は濃い色にすること
・おすすめは ブラック、ネイビー、ダークグレー
スーツの色は濃ければOK
教育実習では、スーツを着るのが当たり前になっています。
ただ、その色が「ブラックでなければならない」という話は聞いたことがありません。
わたしは正規教員として働いていましたが、早い話が、ブラックでなくても色が濃いスーツであれば問題ないということです。
ここでは、スーツの色が相手に与える影響について かんたんに紹介しておきます。
明るい色のスーツの場合
オシャレに気を遣っているイメージがあります。
よく個性を出すときに明るめのスーツを着るということが多いようです。
裏を返すと、遊んでいる感じがしてしまう色です。
実習は「遊び」ではありませんので、明るい色のスーツを着ていくと、教員の人たちからは白い目で見られます。
または、あなたのいないところで
「あのスーツの色はふざけているよね」
と、噂話をされることになるでしょう。
気をつけてください。
暗い色のスーツの場合
さて、見出しにもあったように、濃い色であれば ふつうの人には好印象を与えることができます。
暗めの色であれば、「まわりと同じ」という点で、集団生活をする教員の好みにも合っています。
また、それだけでなく、色が濃いほど、信頼性を高く示すことができると言われます。
そのため、スーツを濃いものにするだけで、勝手にあなたの信頼度が底上げされるということになります。
実は、色などの視覚情報というのは、相手の脳をだましやすい情報の一つでもあります。
だから、教育実習で着るスーツの色は 濃い色の方がよいのです。
スーツのオススメ色は3つ
ここからは、元教諭のわたしがオススメするスーツのカラー「ブラック・ネイビー・グレー」を紹介します。
ブラック
ブラックは、日本で着るスーツとしては 定番な色ですね。
実習のためだけでなく、就職活動の場面などでも利用できるため、多くの大学生が選ぶ色です。
この「ブラック」は、真面目さをアピールすることができます。
また、黒色のスーツは、着ているだけで説得力が増すことも知られています。
有名ブランドの販売店に行くと、店員さんはみな黒い服を着ています。
これは、黒色に説得力を上げる効果があるためなのです。
だから、子どもたちへの影響力を高めたいとき、とくに研究授業のときは、ブラックスーツを着て臨むことを勧めます。
日本では、モノトーンが好まれる傾向にあるため、教員の世界でも「黒色のスーツ」と「真っ白のシャツ」がよいとされるのでしょう。
教員の世界は、同調文化が根強いため、周りの人と違うことをしているだけで悪く言われることが多いです。
そのため、目立ちたくない方は、黒色が無難でしょう。
リクルートスーツと兼用でもよいと思います。
ただ、実習の際はスーツが汚れることを覚悟しておいてください。
板書するときのチョークの粉をはじめ、袖口がとくに汚れます。
このことを知っている方は、実習用のスーツとリクルートスーツを別で買われます。
余談になりますが、ビジネスの場面でブラックスーツを着るのは、日本くらいだということを知っておいてください。
海外では、ブラックスーツと言えば冠婚葬祭用なので、実習やビジネスの場面では不適切だとされます。
日本でも、あまりに濃いブラックは、フォーマル感が強く出てしまいます。
もし、黒色のスーツを選ばれる際は、織柄やストライプなどの薄い色の柄の入ったものにしてもいいかもしれません。
また、真っ黒とまではいかない黒に近い色を選ぶように心がけましょう。
フォーマルウエアの黒色とスーツの黒色には違いがありますので、教員になる前に知っておいてくださいね。
ネイビー
ビジネススーツの中で ネイビースーツは、どの色よりも人気があると言われます。
そのため、教員に限らず、ビジネスをする人であれば、1着は持っているのではないでしょうか。
ネイビー人気の理由は、次の3点です。
- ブラックの堅苦しさがない
- 信頼性を高められる
- 冷静さをアピールできる
あのドナルド・トランプ大統領も、肝心な場面では、ネイビーのスーツを着ています。
ご存知でしたか?
もちろん、真っ赤なネクタイは実習には不適切ですが、ネイビースーツの良さを実習で活かさない理由は見当たりません。
ネイビースーツは、海外の人からすれば、フォーマルウェアにもなるくらい真面目な色だそうです。
だから、ネイビースーツと真っ白のシャツを着るだけで、きちんとした人物であることをアピールできます。
また、その結果、信頼性を高める効果もあると言われます。
ネイビーは、深い青色で、ふつう紺色よりも濃い色のことをさします。
青色は、一般的に気持ちを落ち着かせる効果があると言われます。
そのため、ネイビースーツを着ることで、冷静に物事を判断することができるというイメージを与えることができます。
さらに言えば、ネイビースーツは、誠実さや清潔さを演出することもできます。
以上のように、多くの心理的な効果があるネイビースーツは、実習でもオススメです。
ここでは、ネイビー(濃い青色)をおススメしています。
ふつうの青色(ブルー)スーツと間違えないようにしてください。
教育実習のとき、ブルースーツを着ていると、悪目立ちしてしまいます。
ダークグレー
ダークグレーは、ブラックに近い色です。
ダークグレーであれば、ブラックのような堅苦しさではなく、落ち着いた印象を与えることができます。
わたしも、大学生のとき 最初にオーダーしたスーツは、ダークグレーでした。
教員になってからも しばらく使っていました。
ただし、グレーは色の濃さに気をつけなければなりません。
色が薄くなるほど カジュアルに近づいてしまい、軽い印象を与えかねないからです。
一般的にミドルグレーやライトグレーと呼ばれる色は、教育実習にはふさわしくないと考える教員の方が圧倒的に多数です。
遊びに来ているのではないかと侮蔑されます。
注意してくださいね。
色で迷ったらネイビー
ここまで3色(ブラック・ネイビー・ダークグレー)の紹介をしてきました。
「どの色にしようか迷う…」
という方には、ネイビースーツをおススメします。
ネイビースーツは、先ほどもお伝えしたように、多種の心理的効果を与えられる色味です。
そして、知的さを感じさせるだけでなく、どのような色の小物とも相性がいい実用的な色でもあります。
余談ですが、あるアンケート調査によると、女性の過半数は、ネイビーのスーツを着る男性を支持すると言われています。
ただ、人には似合う色とそうではない色があるかと思います。
もし、ネイビーを試着してみて「合わない」と感じた場合には、ダークグレーやチャコールグレーをおススメします。
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教育実習は、夏から秋にかけて実施する大学もあります。
そのため、クールビズということで上着が必要ない実習生もいるはずです。
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これで スーツの色はバッチリでしょう。
さて、ここで
「シャツにも気を付けるべきなのではないか」
とお考えの方は、大正解です。
シャツについては、次の記事に書かせていただきました。
ついでに、教員の常識についても紹介しています。
知っておくとラクに実習が終えられ、他の実習生に差をつけることができますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
教育実習、頑張ってください。