教員【行きたくない】対処法は休むこと
明日、学校に行きたくないな…
そう思っていらっしゃるあなたに、思い切って年休を取ることを勧めます。
当日の朝、年休を取る電話の話し方もまとめました。
ぜひ 明日の朝、学校に電話して休みましょう。
理由は業務量の多さ?
教員は、日々、たくさんの業務をこなさなければならない仕事です。
とくに、担任業務がある先生は、夜遅くまでかけても終わらないことが よくあります。
あなたが辞めたいのは、その業務量の多さのためだけですか?
もし、業務量だけが理由なのであれば、明日からも いつも通り学校に行った方がストレスになりにくいかもしれません。
なぜなら、明日休むと、「行きたくない」と思う原因が さらに増えてしまうからです。
休んでも業務量でストレスが溜まるのであれば、休むのではなく、少し手を抜いて仕事をすることを勧めます。
これに対して、業務量だけではないという方も多くいらっしゃいます。
若手教員の多くは、辞めたい理由の一つに、「人間関係」を挙げます。
児童生徒との人間関係、教員どうしの人間関係、保護者や地域の方との人間関係など、あらゆる場面で悩みの種になることですよね。
これは、最近、問題になっている、人間関係をうまく築けない大人が増えているということに関係します。
きっと、インターネットの普及による弊害なのでしょう。
この問題が、あなたをはじめとする 若手教員で見られるようになってきたということです。
知り合いの教員には、
「職員室に入るのが怖い」
「職員室で ほかの先生の目線が怖い」
ということを話す方がいました。
高校ならまだしも、小・中学校では、「チームで対処せよ」という暗黙の了解があります。
「チーム」や「集団」が苦手な わたしが言うのも変ですが、そうしたことが苦手な大人が増えてきていることは事実です。
こうした方は、次の2つの対処法で 乗り越えましょう。
学校に行きたくないときの対処法
まわりを気にしない
人間関係以外にも、授業をうまく展開できなかったり、子どもが言うことをきいてくれなかったりして、悩んでいる方も多いです。
しかし、あなたが考えているほど、まわりの教員や子どもたちは、あなたのことを気にしていません。
あなたが勝手に思い詰めているだけということです。
もし、それで気が沈んでおられるのであれば、魔法の言葉を唱えるようにしてみてください。
あなたが気にしていることは、ほかの方からすると、意外と どうでもいいことなのです。
だからこそ、魔法の言葉で、前を向けるようになります。
魔法の言葉は、「まぁ いいや!」です。
「今日は授業がうまくできなかったな…まぁいいや!」
「子どもが問題を起こしたな…まぁいいや!」
これだけで、少しは 気持ちが軽くなるはずです。
今すぐ休む
もし、魔法の言葉「まぁいいや!」で、気持ちが軽くならないようなら、重症です。
すぐに、年次休暇をとって、お休みください。
休み方は、2通りあります。
- 前日に管理職に話をして、翌日分の年休申請を出しておくこと。
- 当日の朝、学校に電話して休むこと。
かんたんなのは、2.の電話することです。
もっとかんたんになるように、テンプレートを書いてみました。
参考にしてくださいね。
勤務開始時刻の10分前くらいに、勤務校に電話をかける。
↑このときが一番ドキドキします。
おはようございます。
○○学校です。
おはようございます。
○年○組 担任の○○です。
あっ、おはようございます。
どうされました?
今日は、体調が優れないので、お休みいたします。
授業は、副教材の自習にさせてください。
そうですか。わかりました。
お大事になさってください。
ありがとうございます。
では、失礼いたします。
(電話を切る。)
とても緊張しますが、電話をかけたあとは 好きなことだけを考えて、家でゆっくり休みましょう。
罪悪感など、感じる必要はありません。
だって、誰も あなたを咎める権利なんてもっていませんから。
もし、翌日も学校に行くことが難しそうなら、早めに電話すると、ほかの教員が対処しやすいですよ。
そのときは、また学校に電話をかけ、管理職に電話を取り次いでもらいましょう。
勤務時間内が望ましいです。
○○です。
本日は急にお休みしていまい、すみませんでした。
いえいえ。
お体は、大丈夫ですか?
その件なのですが、思った以上に体調が良くないので、明日も休養させていただきたいです。
そうでしたか。
体に無理をさせ過ぎたのでしょう。
どうぞ気になさらず、お休みください。
お心遣い、ありがとうございます。
とんでもありません。
では、失礼します。
失礼いたします。
もし、欠勤が長引くようであれば、病院に行きましょう。
診断の結果として、病名がつくこともあり得ます。
その場合は、また管理職に報告・相談するのがよいです。
心ある管理職であれば、休職すべきかどうかも、いっしょに考えてくれます。
もし、すぐに辞めたいと思っていらっしゃるのであれば、退職代行にお任せするのも一つの手です。
とてもラクに縁を切ることができ、気持ちが軽くなります。
あなた一人の問題ではない
先ほど、管理職に報告・相談する話をしました。
ここで一番お伝えしたいのは、あなた一人で抱え込まないということです。
友人でも、家族でも、同僚でも、だれでも かまいません。
とにかく、思っていることを自分以外に話してください。
そうでないと、あなたの身体が壊れてしまいかねません。
わたしの経験上、「教員を辞めたい」を通り越すと、「死にたい」に変わります。
その時点で、すでに重症と言えます。
また、そうなってから立ち直るのには、時間がかかります。
このようなことは、あなた一人の問題ではなく、学校全体、ひいては日本全体の問題だと わたしは考えています。
だから、「辞めたい」というのは、あなた一人で抱え込むべき 小さな問題ではないことを知っておいてください。
あなたの命がかかわっている、大きな問題です。
環境がよくないなら職場を変える
あなたのように、一生懸命で真面目な方は、「学校」に行くだけでエネルギーを吸い取られてしまいます。
そうではなく、あなた自身の時間も大切だとわたしは考えます。
学校は、心が休まる場所ではないかもしれません。
そう考えていらっしゃるのであれば、学校以外の職場を見てみるのも一つの手です。
学校という職場の労働環境は なかなか改善されません。
維持されるならまだしも、業務量を増やし、労働環境を悪化させている学校もあるといいます。
だから、職がある今のうちから、仕事探しをしておくことを勧めます。
わたしの場合は、辞める前から次の仕事を探していたおかげで、ミイダスからかなりたくさんの企業から連絡をもらえました。
もし、まだ転職サイトを使われていないのなら、ぜひ登録だけでも してみてはいかがでしょうか。
学校からエネルギーを吸いつくされないようにするために、一歩を踏み出しましょう。
わたしもそうでしたが、良さそうだと思う仕事の連絡が来てから、話を聞きに行けばいいのです。
または、ゼロから 仕事をつくってもいいですね。
そうすれば、好きなとき、好きな場所で、好きな人と仕事ができます。
あなたの好きな物を作って販売してもいいですし、その作り方の講座を開いてもいいかもしれません。
今はYou tubeで動画を発信することもかんたんな時代です。
あなたの人生は、まだまだこれからです。
大丈夫。
とりあえず、明日は休んで、吸い取られたエネルギーを少しでも回復させましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。