教採【一次試験】終わったらやる3つのこと
いろんな意味で「1次試験が終わった」と言われますが、ここからが あなたの魅力の見せどころです。
教員採用試験に合格したいあなたに向けて、1次試験・1次選考が終わったら 迷わずやるべきことを3つ挙げました。
前提:気を緩めないこと
迷わずにやるべきことを紹介する前に、大前提として、気を緩め過ぎないようにしてください。
「1次試験が終わったから、ちょっと休憩~」
と言って、いつまでもダラダラしていると、あなたの下から這い上がってくる受験者に追い抜かされます。
あくまでも、時間の制限なく、ダラダラするのはよくないということです。
たった1日、2日の1次試験のために、どれだけ努力してきたことか…。
その気持ちも十分に分かります。
そのため、時間に制限をつくって、気を緩めましょう。
アラームを片手に好きなことをするのも一つですが、あまりいい気分転換方法ではないように思います。
もっとも 手っ取り早くできるのは、どこかに行って気分をリフレッシュするということです。
あなたが訪れる場所では教採のことを一切考えず、ただ気分転換しに行きます。
そうして過ごしているうちに、いずれ自分の家に帰ることになります。
自分の家に帰るまでが制限時間というわけです。
こうして、自然と時間制限を設定することができて、かつ、気分をリフレッシュさせられるのは、どこかに訪れることが手っ取り早いです。
わたしの場合は、1次試験が終わってから、おいしい料理を たらふく食べに行きました。
そして、家に帰ってきてからは、ひたすら猛勉強!
結果的に、2つの自治体で現役一発合格でした。
1次試験が終わったからといって、何もしない生活をしていては、自分にも、ライバルにも負けてしまいます。
気を緩めるときはきちんと緩め、そのあとは引き締めて突き進みましょう。
では、ここから、2次試験までにやるべきことを3つ伝えます。
① 計画+専門の勉強
1次試験では選択形式だった問題も、2次試験では筆記形式に変わる自治体が多いです。
そのため、1次試験よりも 高度な知識や考える力が求められます。
中学校や高校で受験される方は、高校で使っていた副教材や資料集、または市販の問題集に繰り返し目を通しましょう。
これに対して、小学校の先生を目指されている受験者は、取り組むべきことがはっきりしているわけではありません。
わたしの同期も苦しんでいましたが、小学校の受験者は、本当に大変です。
なぜなら、実技試験行われるからです。
マット運動や水泳、ピアノ伴奏など、やらなければならないことが多いのです。
個人的には、小学校の先生は、非常に専門性が高いと感じます。
だから、一言で「専門の勉強」と言っても、何をすべきか分からないですよね。
ポイントは、できるだけ 初めのうちに、あなたの苦手なことに取り組んでおくことです。
2次試験が近づくにつれて、モチベーションが下がったり、必要以上に不安を感じたりすることがあります。
だから、試験の直前ではなく、気持ちが落ち着いているときに練習して、自信をつけておくことが大切です。
試験の直前には、苦手なことではなく、得意なことを楽しみながら取り組みましょう。
その方が2次試験まで、モチベーションや自信を保ちやすいです。
もちろん、中学・高校の実技科目等の受験者の方も、個々の技を磨いておいてくださいね。
ここで、皆さんに共通する注意点を伝えておきます。
2次試験までの時間が限られているということです。
受験者の中には、
「2次試験対策が間に合わず、時間切れで受験した…」
と言われる方がいらっしゃいます。
与えられる時間は、受験者全員がほぼ平等です。
時間が足りないと言われる方は、計画性が足りないのではないでしょうか。
あなたは、まず 計画を立てましょう。
あなたの生活に合わせて、教採対策プランを30分以内で立ててください。
ここでも、ダラダラと計画を立てることのないようにしてくださいね。
参考までに、高校の教採を受験した わたしのスケジュールを書き残しておきます。
わたしの場合は、1次試験と2次試験の間が4週間だったので、それに合わせたスケジュールになっています。
1次 試験 終了 後 | 学力 試験 対策 | 面接 試験 対策 |
1週目 | 高校の 副教材 の標準 レベル までを すべて 解く。 | すきま 時間に 回答を 考え、 ノート にまと める。 |
2週目 | 苦手な 分野を 補強す る。 副教材 の応用 レベル に取り 組む。 | ノート を見返 し、1 分以内 でまと める練 習をす る。 |
3週目 | 基本に 立ち返 り、知 識問題 を早く 解く。 | 鏡を見 て、面 接官が 目の前 にいる と想定 し、答 える。 |
4週目 | 資料集 を見て 忘れか けてい た言葉 を書き 出し、 覚え直 す。 | ノート を見返 して、 反復練 習をす る。 |
問題演習をする中で、分からないことは、徹底的に潰しました。
中途半端にしておいて、当日に痛い目に遭うのがイヤだったからです。
念には念を入れておきましょう。
小学校の受験者の方にとっては、あまり参考にならないかもしれません。
ただ、先ほどもお伝えしたように、あなたの得意なことを後回しにするのがポイントです。
②「自分」を作る練習
要は、面接試験対策をするということです。
10分から15分の個人面接で、あなたの何が分かるというのでしょう。
面接試験の評価は、おおかた 受験者の上っ面やクセの有無を見て、決めているにすぎません。
どれだけ経験豊富で、やり手な面接官だったとしても、それを上回る「演技」をすればいいだけです。
教師は五者たれ。
という言葉をご存知でしょうか。
この五者の中に、「役者」が含まれています。
この言葉のように、演技がうまい教員は、学級経営などもうまくいきやすいです。
面接試験でも、その演技力を発揮するのです。
もし、演技力がないと感じていらっしゃるのであれば、理想の教員や受験者を思い浮かべましょう。
そして、その人になりきって、自信満々に答えればいいのです。
理想の人物像を「自分」だと脳に思い込ませることが面接練習の第一歩だと考えています。
また、先ほど紹介したわたしのスケジュールの面接対策欄に、「鏡を見て、答える。」と書きました。
答えるときに、あなたがどのような表情をしているか気にしたことはありますか?
鏡を見るのは、自分自身の表情の確認をするためです。
最初は少し照れくさいかもしれませんが、1週間も繰り返していれば、表情の作り方にも慣れてきます。
ほほ笑むべき内容を話すときは、軽く口角を上げながら話すように意識します。
反対に、児童生徒を指導するときなど、真顔で話すべきときは 真顔をつくります。
こうして、鏡を見て表情を作ることも、「自分」を作ることにつながります。
言うならば、「理想の自分」という「お面」を被るというところですかね。
わたしは、これで面接試験の評価が良かったので、もしよければ参考にしてください。
このほかにも、面接のポイントをまとめてあります。
受かるために、ぜひご覧ください。
③ 良い刺激をもらうこと
最後は、すでに あなたがしていることです。
早い話が、あなたに良い影響をもたらすものを味方にするということです。
1次試験を受け終えて、次の2人が それぞれ あなたに話しかけてきたとしましょう。
どちらの人と一緒にいると、受かる気がしますか?
まずは、Aさん。
オレ、1次試験ダメだったかも…
もう あきらめて就活しようかな
そして、Bさん。
オレ、1次試験ダメだったかも!
でも あきらめないからな!
満場一致で、Bさんでしょう。
要は、プラスの言葉をつかう人と一緒にいるということです。
その人と一緒にいる限り、あなたもプラス思考で、良いことを口にするようにしましょう。
あなたが ダメなんじゃない。
まわりがダメダメ言うから、その気になってしまうだけです。
意外と、人が放つ言葉にはパワーがあります。
教員になるのであれば、このことも知っておくとよいでしょう。
また、人間は弱い生き物です。
「もう、ダメかも…」
とあきらめそうになることがあるかもしれません。
そんなときは、まわりにいる人から刺激をもらいましょう。
決してプラスのことを言ってくれる人と、いつも一緒にいてくださいとは言っていません。
大学のゼミ室や教授部屋、図書館など、何かの目標に向かって頑張っている人たちからプレッシャーをかけてもらうのです。
もし、頑張っている姿を見てプレッシャーに感じないのであれば、自問自答してください。
「本当に、教採に受かる気はあるのか?」
と。
こうして、このページにたどり着いたあなたはラッキーです。
だって、すでに わたしは、あなたの見方ですから。
きっと、あなたなら大丈夫です。
2次試験まで、あと少し!
自信をもって、走り抜いてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
2次試験、ファイト!