バレンタイン【先生にチョコ】渡すのはOK?
2月と言えば、「バレンタインデー」がありますね。
思いを寄せている人に、あなたの気持ちを示す日でもあります。
あなたは、だれのことを大切に思っていますか?
今回は、思いを寄せる「先生」に、チョコレートを渡すべきか 見ていきましょう。
バレンタインデー経験談 (ココだけの話)
わたしが中学生・高校生だったとき、実は、学校や塾の先生に思いを寄せていました。
女の子であれば、身近にいる男性「先生」に憧れるものです。
だから、バレンタインデーには、わたしも手作りのチョコレートを渡していました。
ただ、中学校で渡すときは、こっそり渡していた記憶があります。
思春期は、まわりの目が気になりますから。
ちやほや言われても、本命の先生がかわいそうですしね。
高校生になると、さまざまなことがオープンになってくる年頃です。
わたしは、公の場で 堂々と チョコレートを渡していました。
しかし、本命の先生が誰なのか バレないように、お世話になっている先生全員に渡していました。
学校内であれば、教科担当の先生、部活動の顧問の先生 全員です。
その数、ざっと15人ほどでした。
「15人分も用意するなんて、大変そう…」
そう思われることでしょう。
しかしながら、本命の先生以外は、手抜きをさせてもらっていました。
市販のチョコレート詰め合わせを小袋に入れ直し、渡しただけなのです。
もちろん感謝の気持ちは込めましたが、まったく手が込んでいないので、ラクに用意できました。
さらに、高校生のときなんて、チョコレート以外のものもプレゼントしたことがあります。
当時、一番好きだった先生の誕生日に、職員室で使える座布団を作り、プレゼントしたのです。
喜んで使ってくれました。
そうした努力のかいあって、一時期だけ 本命の先生と両想いになれました。
その当時、わたしの学校生活は、バラ色だと感じていました。
ただ、先生と両想いになって、将来 幸せになれるかは分かりません。
今のわたしは、その先生ではない男性と 幸せに生活しています。
当然のことですが、今のお互いの立場を考えた上で、行動してくださいね。
安易な気持ちではないと思いますが、まだ「生徒」である あなたがとった行動は、将来 お互いが不幸になってしまう原因になりかねません。
教員の不祥事が問題視されている昨今ですから。
このことを忘れずに、今のあなたの気持ちを大切にしてください。
先生の立場では応えられない現実
最初は、「先生」という男性に憧れた わたしも、大学生になれば「先生」という職業を志すようになりました。
そして、一発で合格し、学校で教員をしていました。
先生は、生徒との信頼関係が大切な職業です。
本来は、本来は、賄賂を受け取ってはいけないように、生徒から差し出されたものに 手をつけてはいけないことになっています。
しかし、実際は、信頼関係を築いたり、維持したりするために、生徒が差し出してきたものを受け取らざるを得ない場合もありました。
こうした経験を通して、言えることがあります。
「先生」では、「生徒」の 好き という気持ちに、応えられないということです。
学校の先生の多くは、洞察力が優れているので、生徒の本命の先生なんて すぐにバレてしまいます。
教員になってみると、生徒のだれが だれのことを大切に思っているか、手にとるように分かるのです。
職員室を訪れる女子生徒を見て、昔のわたしをよく思い出していました。
自分が生徒だった頃は 何とも思っていませんでしたが、大人になると 恥ずかしいものです。笑
しかも、まわりの先生方も 色恋沙汰にはアンテナが高いので、
「〇〇さん、△△先生のこと好きだよね~」
という話も出ていました。
また、生徒の頭を撫でたところを、ほかの先生に見られていた先生もいました。
そのときは、翌日の職員朝礼で、全職員に向けて注意するように校長先生から指導があっただけでしたが、しばらくその話で持ち切りでした。
以上のように、「先生」という立場では、あなたの「好き」という気持ちに応えられないのです。
たとえ、先生が あなたのことを好きだったとしても、それを行動で示すことは禁じられているのです。
むしろ、生徒に好意を寄せさせないように、生徒の気持ちをはねのける先生もいるかもしれません。
学校の先生だけでなく、塾の先生も同じです。
わたしは、塾の講師も経験したことがあります。
そのときの雇用契約書の禁止事項に、次のようなことが きちんと書かれていました。
「生徒と個別に連絡先を交換してはならず、性別関係なく身体に触れることを禁止する。」
この現実を受けとめるしかないのです、今は。
「教え子」と幸せになった先生
なんといっても、恋は気まぐれなものです。
大学生までの恋愛の多くは、恋です。
やがて知るであろう、愛は、恋とは大きく違います。
愛には、どのような壁が立ちはだかろうとも超えてゆける、パワーがあります。
この愛のパワーで、教え子とゴールインした先生も実際に存在するんですよ。
わたしの知り合いには、3人います。
3人とも ふつうの先生で、教え子と結婚されてからも、教員を続けていらっしゃいます。
ある男性教員は、今の妻となる生徒が高校を卒業したあと、連絡先を交換したそうです。
そうして、その生徒の勢いに押され、好意を抱くようになったという話をご本人から聞きました。
結婚する前、「恩師と教え子」ということを両家族が問題視しなければ、スムーズに事を運べるようです。
今では、お子さんも生まれています。
これからも幸せな生活が続くことでしょう。
思いを秘めてバレンタインデーを楽しむ
ここまで見てきたように、先生にチョコレートを渡すのはOKだと思います。
ただし、思いを寄せる先生の迷惑にならないよう、必要最低限の配慮は必要です。
もし、禁止事項に触れることがあれば、大好きな先生は、その仕事を辞めざるを得なくなります。
二度と会うことができなくなることもありえます。
また、チョコレートを無理矢理 渡すのもNGです。
先生の気持ちも組みとって、意固地にならないように気をつけましょう。
もっとも大切なことは、見返りを求めてはいけないということです。
よく聞く話が、
「チョコのお返しに キスしてほしい」
とか、
「ハグしてくれなきゃ、飛び降りて死ぬ」
とか・・・。
先生に何の恨みがあるのですか?
そうした後のことを考えない行動は、先生を苦しめるだけです。
深く考えたうえで、度を越した行動をしてしまいそうなら、自分の心の中に その思いを秘めておいてください。
その方が、先生のためにも、あなたのためにもなります。
あなたの恋愛を応援します
人の数だけ恋のしかた、愛しかたがあります。
わたしがしてきた恋愛は、ほかの人がマネできるようなものではありません。
つまり、あなただけにしかできない恋愛があるのです。
あなたは あなたの気持ちに、素直に生きて、特別な誰かを愛してください。
そうして、あなたも生まれてきたのですから。
あなたと、あなたの思い人が幸せでありますように。